Dicerbility Dialogue

Vol.1 収益を生む特例子会社の姿 後編

コールセンターでお仕事をされていたんですよね。

はい。家の近くにあったコールセンターでクレーム対応の仕事をはじめました。どうやったらお客様が怒りを沈めてくださるか、お客様に寄り添えるオペレーターになるか、真剣に考えて仕事をしました。すると、スーパーバイザーという管理職の道が開けたんです。

その後、業者の方が部品の発注をしてくる修理電話対応窓口に異動になりましたが、「エラーコードが出ているんだけどどんな部品が必要?」と聞かれて、「技術の者に確認して折り返します」というのがすごく嫌で。現場の人が困っているのなら、私がすぐに答えられた方が良い。だから、技術部署の人に電気配電図の見方まで教えてもらいました。できることなら自分で完結したい。自分でやりたいという気持ちが強いのかもしれません。

子育てをしながらそこまで。素晴らしいですね!

端から出来ないだろうと思われたくないんです。子育てしているから無理でしょ?子供が小さいからだめでしょ?障害者だから出来ないでしょ?というのは決めつけです。では、健常者の人はそんなに仕事が出来るんですか?と言いたくなってしまう。時間に制限があるからこそ出来ることもあると思うんですよ。

チャンスは平等。出来ないことがあればひとつひとつ解決すればいいと思います。

女性って諦めないんですよ。目指すキャリアを踏まえて任されたことをどう遂行していくか考える。ある意味計算高いかもしれません。 それから、男性が組織をつくるのが得意であるように、女性は人を育てるのが得意なのかなと思います。社員を「うちの子」と呼ぶのも女性の社長が多いのではないでしょうか。母性本能がパワーになって、結果、業績が後からついてくるようなところはありますね。